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世田谷一家 殺害事件 異常行動&不気味な遺留品

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世田谷一家 殺害事件

異常行動&不気味な遺留品

 

賛否両論の犯人「韓国人説」と「宗教団体関与説」

 

24センチの柳刃包丁でメッタ刺し

21世紀最後の日の朝、物音ひとつしない閑静な祖師谷の住宅街に重苦しい衝撃が走った。

00年12月30日の深夜、宮沢みきお さん宅から「ドスン」と大きな物音が するのを隣家の住人が聞いた。翌朝、 10時50分ころ、近くに住むみきおさ んの妻の母が様子を見にいったとこ ろ、そこには目を覆わんばかりの地 獄絵図が広がっていた。後に判明し たところでは、犯人はこのおよそ30 分ほど前まで、この家の中に留まっ ていたのである。

血の海のなかで倒れていたのは宮 沢みきおさん(44)、妻の泰子さん (4)長女・にいなちゃん(8)、長 男礼くん(6)の4人だった。

礼くんを除く3人は、2本の包丁 で全身を酷く切りつけられており、 礼くんは首を絞められ窒息死してい た。遺体には死後につけられた傷も あり、また室内の財布からは現金が 盗まれていた。

「犯人の血液型はA型、右手にケガ をしている模様」

 

まず、急速に広がったのがこの情 報である。都内の病院には、手の治 療に来院した男性に関する問い合わ せが殺到し、産経新聞は「手にケガ の男聴取」(1月10日)と22歳の中国人青年の「疑惑」をスクープ。しかし、結果的には事件と何の関係性もなくのちに、そもそもどの程度のケガな のかもあやふやになっている始末だった。

 

捜査が進むにつれ、意外な「遺留 品」と犯人の常軌を逸した「行動」が、 少しづつ捜査関係者から漏れ伝わる ようになる。

遺留品にはトレーナー、黒いハン カチ、韓国製テニスシューズ「スラ センジャー」、韓国企業のヒップバ ッグ、近所で販売されていた柳刃包 丁など多岐にわたり、指紋も残され ていた。注目すべきは、ヒップバッ グや後に発表された遺留品から、日 本には存在しない特殊な砂や物質が 検出されたことである。

それに加え、犯行後、数時間現場 を離れず、家の冷蔵庫の中にあった アイスを食べたり、インターネット 劇団や官公庁のHPを閲覧したり した記録があった。

捜査当局は、犯人にしか知りえない「秘密の暴露」に当たる情報を小出 しに提供しながら、事件の風化に注 意を払ってきたが、新しい情報が出 れば出るほど、犯人像とその動機を 不可解なものにさせていった。

 宮沢みきおさんの父、良行さんは 「憎しみはない。どうして殺された のか、それが知りたい」と訴え続け、新たな情報提供に懸賞金をかけ、犯人の逮捕に希望をつないでいる。

捜査記録をベースにした未解決事 件のプロファイルですっかり有名に なったジャーナリストの一橋文哉氏 は、この事件で韓国などを取材。 軍 隊経験のある、韓国人男性を「実行 犯」と示唆し、犯行には日本や韓国 などに関連施設を持つ宗教団体の 「大きな影」の存在があるとしている。 また、あまりの残虐な凶行と不可解な行動から「精神異常者説」や「覚 醒剤・麻薬常習者説」を唱えるものもいる。

 

捜査本部は昨年(1年)月、初め 事件当日(30日)に目撃された不審 な男と、事件前日、「西友吉祥寺店」 で犯行に使われたのと同じ柳刃包丁 を購入した男のイラストを公開した。 だが、いまのところ新たな目ぼしい 情報は寄せられていない。

 

「読み物としては面白いが、捜査当 局としては一切そのような人物を確 認していないんじゃないかな」 と2年1月から「新潮45」誌上で 開された一橋文哉「世田谷一家惨殺 事件の恐るべき「真実」」を読んだあるジャーナリストが言う。

このレポートは、実行犯を30代の 韓国人男性Ⅰ氏と睨んでいる。

①犯人が履いていたテニスシューズ「スラセンジャー」、ヒップバッグや 帽子など犯人の遺留品には韓国製品が多いが、氏はいずれも簡単に入手できる。

②I氏の実家近くの土砂粒が遺留品 ジャンパーのポケットから検出。

 ③宮澤さん宅で発見された止血帯の ラテックスゴムの破片、「ブレイデ ッド・タスラン・ブーツ」の皮革片、 スイス製アーミーナイフは韓国で軍 経験のある氏が使用していてお かしくない。

④ヒップバッグ内に付着していた特 殊フィルム片とチタン酸バリウムの 微粉末が、両方とも使用されている 印刷加工職場で、一氏は働いていたことがある,

⑤I氏が事件前の12月上旬に観劇に 訪れた杉並区内の演劇スタジオ周辺 から、犯人の指紋が検出された。(一橋文哉氏の記事より抜粋)

 まだほかにもあるが、こうした記 述を読めば確かにI氏の疑いは濃厚 のようにも思えるだが、これらは それぞれが決定的なものではなく、 また仮に接点があったとしても殺人を犯す「動機の解明」にはつながらない。

 

「韓国人犯行説」に関しては、遺留 品に韓国製のものもあったことから、 捜査陣が韓国へ足を運び、現場に残 された指紋を、あるルートを通じて 「照合していることは、複数の報道 がある。

「韓国人説」だけではない。たとえ ば『週刊新潮』18年1月29日号が 報じた「中国人グループ関与説」(大 分、大阪で起きた中国人による殺人 事件、その犯人のアジトから出てきた指紋と世田谷事件の指紋が一致したというもの)など、外国人犯人説 はおそらく、ひとつの有力な捜査線 ではあったことは間違いないだろう。 しかし、このとき韓国における指紋 の「一致」はなかったとされる。

もっとも、一橋氏はそうした動きを敏感に察知して 「そう言えば、警察当局は最近、一 部メディアに情報を流し、韓国人犯行説を必死に打ち消そうとしている。 捜査関係者の口も一斉に重くなって おり、こういう時は得てして、捜査が密かに進展しているものだ。」

と牽制しており、I氏犯行説に自信を見せている。

 

否両論の犯人「韓国人説」と「宗教団体関与説」の周辺

肝心の動機について、一橋説の結論は「金銭目的」のようである。 レポートは、宮沢さん宅に、公園 拡張計画にともなう移転計画があっ たことに注目。夫婦に入る予定だっ た土地売却料や物件移転補償費な ど、1億数千万円にも上る現金が犯人の目的と仮定する。

そして実際に宮沢さんに接触を試 みたが失敗し、逆に主犯は、自信が属する宗教グループにおける立場が危うくなり、殺害を決意するに至る、という推理だ。

 

記事の中で登場する疑惑の人物"を誰も特定できない以上、裏取りの できない情報というしかないが、「何 らかの合理的なシナリオ」を渇望す る読者、事件関係者にとっては、驚 かされる内容であることは間違いない。

「初動ミスを指摘された警察は、こ れ以上の「新事実」を公開すること はないでしょう。残された指紋と DNAは最大の武器で、今後の犯罪 捜査でそれらと一致する人物を執念 深く検証していくしかないのではな いか」(前出のジャーナリスト)

 

事件から5年たった今日も、宮沢みきおさんの自宅前では24時間体制で現場を監視する警察官の姿がある。

 

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