未解決事件

石井紘基議員が殺された本当の理由 事件の背後に横たわる絶対タブー

google

"国会の爆弾男”と 呼ばれ、数々の不正を追及していた石井紘基議員

そして「与党の連中が ひっくり返るような 「大ネタ」を摑んだとされた「大ネタ」を摑んだとされた直後、殺害された石井議員は何を掴んでいたのか、そして何故殺されたのか?

石井紘基議員が殺された本当の理由

事件の背後に横たわる絶対タブー

「石井さんの スタンドプレイが招いた悲劇」

2002年10月、刺された民主党石井紘基議員(当時)は菅直人元首相の盟友だった。だが、民主党は所属国会議員殺害されたにもかかわらず真相究明の動きをみせていない。

事件直後に民主党は「真相追及の会 を設け、それまで石井議員が集めたりダンボール63箱分の資料が自宅から運び 出されたが、 全く開封されないままう ヶ月が経過し、結局、石井代議士の娘 ターニャさんによって、そのまま自宅 にもち帰られている。

 なぜ、民主党は資料すら開封せず、 折につけ名前を出すが、党を挙げての真相究明」に動かないのか? 以下は政界関係者の証言である。

「もともと、自民の人間も多いし議員なら誰もが脛に傷がある。資料を開封すれば自分の首を絞めるだけ。 逆に自 宅から回収したのは自分たちに関係す 資料を抜き取るためじゃないのと思った」(元自民党議員)

「政治家だって命惜しい。下手に 手を出せば自分が危ない可能性が高い。 「石井さんの死を追究しても(政治家 政党に)メリットはない」 (民主党総理経験者の元秘書)

 さらに複数の永田町関係者から話と聞いたが、事件への同情こそあるものの、総じて「石井さんのスタンドプレイが招いた悲劇」 「永田町の掟を破った」 などという批判的な言葉が多かったこ とが印象的だった。いずれにしろ、 永 田町関係者の話を総合すれば、次のよ うな見解となる。

殺された原因は石井議員にあった…。

事件の背後に見え隠れする「黒幕」の存在

「民主党・石井紘基議員(当時)は 2002年10月25日の10時半、世田谷 区代沢の自宅前で山口組系右翼団体代 表・伊藤白水(本名ユン・ベクス)に刺殺された。

 伊藤は前科5犯、共産党本部を 襲撃した過去がある。伊藤は翌日にな って自首したが、この日の逃走は謎 が残っている。伊藤は犯行後、「富士周辺」に向かったとされているが、どこに 何をしにいったのだろうか。この事件 の捜査は公安主導で行われたが、自首 の際に伊藤の口から「公安」という言 葉が出たというのも引っ掛かる。また、 伊藤は複数のマスコミの取材に応じて いるが、動機が一貫していない。 テレ ビ朝日の取材に対しては「真の動機」と して次のように語っている。(『宝島』11年2(月号より引用)

「結局、殺害の動機は何だったのですか?」

「複雑な事情があってね」

「何で石井議員を殺したのですか」 

「・・・・殺害を頼まれた」

「となると捜査段階や裁判で話した動機は?」

「でたらめだ」

「なぜ無期懲役になってまで、その頼みごとを引き受けたのですか? 義理ですか?」

「義理というより恩だ」 

「手紙には政界の裏側で動く金や人脈が書かれていました。金は?」

「金の出所を言うと頼んだ人も わかってしまうから言えない」

「では、石井さんの話でいくらの金が動いたのですか」

「最初に3000万円、次に1500万円」

「それは殺害の報酬?」

「そうではない」

この伊藤の発言が事実だとすれば、事 件の背後に「黒幕」が存在し、石井議員 は「暗殺」されたということになる。だが他のマスコミには2度目の選挙の際、石井議員に大物右翼から3000 万円を都合したが、当選後に態度が変わったとも語っているように証言に一 貫性がなく、即座に信用し難い。

政治家だって命は惜しい。下手に 手を出せば自分が危ない」 (民主党関係者)

石井議員が暴露しようとした「爆弾」の中身

「伊藤は5年1月に「無期懲役が確定 しているが、裁判でも真の動機は不明 とされた。これは警察側で20日間の勾 留期間内に検察に送るため、意図的に 真相に踏み込まず殺害実行犯で送検のみに焦点を絞った結果だという。

事件当日、石井議員は他をもってい た。そのなかには、3日後の国会質問 のための資料や書類が入っていた。現場からは見つかったものの、なかに あった書類と石井議員が肌身離さず持っていた詳細日程が記された国会手帳が消えている。石井議員の運転手は 「事件時に伊藤が鞄をあさっていた」と する証言をしたが、伊藤はそれを否認 している。妻のナターシャさんは、 石井議員は確かに「左手にをもってい た」と語っているが、伊藤は「鞄をもっ ていたのは右手だった」とこれも食い違う。

だが、遺体写真では左手中指に防御創があり、専門家は「靴を奪われまい とした際にできた」としており、伊藤 真の目的が殺害だったのか」「鞄の中身や手帳を奪うことにあった」のか、 それとも両方だったのか謎だ。何よりも石井議員が暴露しようとしていた「与党の連中がひっくり返るような」 弾の中身とはなんだったのだろうか? 現在、噂されているものは次のとおりだ。

①保守系大物議員の産廃利権 

②外務省など各省庁の特別会計や機密費

③ヤミ金融

④統一教会とオウム真理教とロシア

「週刊朝日」の記事(1年1月8日号)に は、次のような記述がある。主要部分を抜粋する。

本誌記者が石井紘基代議士(61)と最後に会ったのは10月23日のことだった。

「いい話があるんだ。 書いてよ。 これ は間違いなくでかくなる話だから・・・」 実はその数週間前にも、こんなこと があった。別の記者が民主党議員の秘 書から「石井先生のところに政界を 震撼させるすごいネタが入ったみたいだ。 当たってみるとおもしろいかも」

記者が石井氏に当たったところ、「ま あまあ、そう焦りなさんな。いま証拠 固めの最中だから。 いずれ時期を見て 国会で質問する。そのときは連絡する よ。 これが表ざたになったら、与党の連中がひっくり返るような大ネタだよ」 石井事務所の関係者も、こう打ち明ける。

「実は、自民党関係の政治資金に不審 な点があり、それを徹底的に洗ってい たところなんですよ。すでに何かをつ かんでいたようでした」

元自民党議員はあくまでも噂と前置 きしたうえでこう証言する。

「一時、噂されたのは森元総理と暴力団の産廃 原発予定地購入の金の流れか」

石井議員は「これで小泉総理(当時)と取引ができる」と周辺に漏らしていた。

だが、前述の4つの噂は一見無関係にみえるが、どれも関係性がある。

事件の3日前、妻のナターシャさん は石井議員が明け方に、まるでリンチを受けたような姿で帰ってきたと語っ ている。なぜ警察に届けなかったのか は謎だが、刺殺事件に関係する暴行と 考ええるならば、「金融=暴力団」が一番 疑わしい。 現役の国会議員に対して直 接暴力に出る行為は省庁や政治家ならば決してない。オウムならばその場で殺害しているはずだ。

そもそもこの事件が謎だらけなのは石井議員の 行動にも原因がある。 娘のターニャさんも語っているが、石井議員は情報を 入手するためには単独行動を好み、その行動は秘書たちも把握できていなか った。伊藤とも秘書を遠ざけ2人だけ で会うことが多かったという。これは 石井議員が社会党機関紙記者の経歴をもち、 中央大学在中は安保闘争でも 活躍していた性格もあるだろう。こう した経験から好んでこの手法を用いていいたようだが、オウム捜査に従事した元公安捜査員は、証言する。

「石井議員の情報収集能力は公安でも注現された。伊藤のような右翼でも 暴力団でも利用しており、大きな目的の ためには手段を選ばすタイプ。 利用しつつ、利用され絶妙なポイントで欲しい情報を得る。 意図的にしてい たようだが恨みも買いやすい。W(両方向への報提供者)になりやすく、疑わざるを得ない。特にオウムに関しては独 白のロシアルートがあったのは確認し ている

石井議員の死を望んでいたのは、 誰なのか......?

「内閣や外務省の官房機密費の使途。 これが命取りになったと思う」

右派思想団体に所属する政界関係者は事件の直接の原因をこう述べた。しかし、それだけではなく、意図せずと も全てが結果的に結託した形になったという。

各省庁にすれば(石井は)存在しない ほうがいい。 保守系大物ももちろんだが 間金融や暴力団にも邪魔な存在で、 オウムや統一教会にも邪魔な存在だっ た。しかもこの4つとも繋がりは深い。 実行犯は伊藤だが、それを指示したのは●●●だろう。 金融は当時絶頂期 で、●●●は森元総理やオウムとも繋がるだろう。

しかも森元総理は統一教会に繋がるし、今ではロシア外交の軸となっている。また、統一教会と言えばCIAの関与も出るが、CIAにせよ警察や公安にしても社会党出身でロシアとのWが疑われる議員は存在しな いほうがいい。 無論、警察や公安を動かせるのは政権与党だ。民主党にしても石井の個人プレイの火の粉はいつか 自分たちにも降りかかる危険がある。

 つまりは、時の政府の全てが石井議員のを殺し、その後の捜査や裁判までも操作したというのが真相なのだろうか?

永田町や霞が関の暗黙のルールはある。自民党と共産党、政治家と暴力団 政治家と官僚にもだ。蔵判官も検察も 警察もあくまでも政府の人間。国民には納得できないだろうが、組織同士で 成りたつ社会だけに個人の自由はあくまでも一線内でしか許されないよ」(前出元自民党議員)

事件の起きたの2002年の政治は小泉内閣が絶頂期で、それまで自民党内で社会 共産国にルートを有していた。 経世会系 の議員に次々と何かが起きている。

 6月には鈴木宗男議員が国策捜査 と噂されるロシアに関係する収賄容疑で 逮捕、7月には中国のハニートラップ で話題となった橋本龍太郎元総理が緊急入院、9月には同和関係に強い野中 広元幹事長が引退表明 -社会共産 利権が経世会から清和会に移ったように感じる。

 

 小泉総理が北朝鮮を訪問し拉致を認めさせたのもこの年だ。また、オウム関連では元幹部の上祐史浩アーレフを 設立した年でもある。こうした政治外交の主導権争いが起きれば情報は国内 外から意図的に漏らされる。 そしてそれを追及する人間が必要となる。 石井 議員がそうだったとは言わないが、気付かないうちに大きな波に飲み込まれた可能性は否定できない。

記者会見するナターシャ夫人、娘さん

 いずれにしろこの事件の真相が白日 の下に晒されることは、残念ながらないだろう。その理由はすでに述べたとおりだ。

永久に解決しない 「八王子スーパーナンペイ事件」 事件を覆う「暗い森」と警察の思惑

2010年4月27日に施行された「公訴時効」を廃止する法案によって、犯人が逮捕されるまで、未来永劫、捜査が続けられること ...

続きを見る

-未解決事件
-, , , , , , , , ,