あの飯島愛がコンクリ事件に関与していた 業界をかけめぐったこの噂の真相 は事件に関与していたのか?
98年12月の突然の死からすでに数年 だが、その突然の死の1年ほど前、飯島愛の周辺で異変が起きていたことは、 今考えてみると暗示的だったのかもしれない。 突然の引退発表、そして、その理由として 囁かれたのが、80年代末、東京足立区で起きた 「綾瀬女子高生コンクリート詰め殺人事件」への関与だった・・・・・・ この都市伝説めいた噂の真相とは、はたして......?
飯島愛と「綾瀬女子コンクリ 事件」
着々と準備されていた引退への道
突然の死から遡ること1年ほど前のこと 1年3月、飯島愛は突如引退を発表した。引退理由 となった「腎盂炎」という病が事実であっても、それは じん うえん 表向きの理由ではなかったのか。 なぜなら、唐突に思えた 引退発表も、実は芸能界では1年春ごろからすで 囁かれていた噂であったからだ。
ある番組制作会社が、1年5月ごろに秋からのレギ ュラー出演を持ちかけたら、飯島の事務所は特に理由 も示さず断ってきた」(芸能プロ関係者)
つまり、約1年も前から着々と引退のレールが敷か れていた可能性があったのだ。
「他でも同様の仕事拒否があって、何かがある”と噂 になっていたんだけど、当初はおそらく年の秋まで で仕事をフィニッシュしようとした気配だった。結局、 100年の3月末に先延ばしになったけど、秋と春、2度ともテレビの番組改編に合致するんだから、事務所が テレビに飯島を出したくない深刻な理由があったはず」 その当初の幕引きが計られようとしていた年秋、飯 島にとって数々のトラブルが表面化した時期でもあっ た。
19年10月下旬、飯島は自身のブログでネット上に流 れる「綾瀬女子高生コンクリート殺人事件」への関与を 否定する書き込みを行なった。この件を追ったレジャ 紙が同年11月9日、一面で報道。その2日後、飯島 はブログで「1億円近い金額を事務所の経理担当に横領 された」と書いた。事件自体は「2年前の話」だとしたが、 これを書いた翌日、今度はレギュラー出演番組「サンデ ー・ジャポン」(TBS)を体調不良で欠席。その理由を当 初は「岩盤浴で脱水症状になった」と説明したが、12月 3日にも飯島はまた番組を休んだ。
「秋までの仕事を断わっていたのは、こうした飯島の トラブルを事務所が予見していた可能性が高いと思うね 前出芸能プロ関係者)
コンクリの噂は 都市伝説のようですが 「根拠もあるんです」
注目すべきは飯島本人と所属事務所の温度差だ。7 年3月初旬の引退報道に際し、飯島本人は「いつかは引 退するけど・・・・・・」と”3月末の引退”を否定したにもかか わらず、事務所は「3月末で調整」と断言。足並みが揃 っていなかった。
明らかに事務所が引退させたい動きをしている。そ もそも病気であれば引退ではなく休業となるはずで、 世間の同情から復帰時には仕事の飛躍だって見込める。 本来、仕事をさせたい側の事務所がここまで強硬に引 退路線を敷くのはよほどのこと。秋のブログやドタキ ャンで見せたトラブルがそれに関係しているとしか思えない。
そのトラブルについて出版プロデューサーの高須基仁はこんな推測を自身の連載コラムに書いていた。 「飯島が犯人グループとなんらかの関係があったのは事実で、それをネタに何者かにゆすられ、数千万円 払って話を抑えた・・・本当かどうかは分かんないけど、その可能性は高いと思うんだ」(連載コラムより) 確かに秋の奇妙な動きの始まりとなったのは、ブログでの「殺人疑惑の否定」だった。 「それが新聞で報じられた2日後に横領話を出した のは、話題を逸そらすためだった可能性もありますね。 あの”お金大好き”を公言する飯島が1億円近くも取ら れて警察にすら届け出ないのは不自然ですよ」と語るの はベテラン芸能ライターだ。
飯島のコンクリ事件に関する噂は都市伝説のようで すが、実は疑惑の根拠もあるんです。飯島は著書『プ ラトニック・セックス」で高1のとき八潮で同棲してい た”と書いています。 八潮は事件現場のすぐそばで、主 犯格の男が出所して住んでいたのもここ。飯島は犯人 と同世代で、当時、淫行少女だったことも告白していて、あの少年犯罪を知らないはずがないのにテレビ番 組でその話題を振られると知らない”と目を泳がせた んです。それに彼女は芸能人の過去を再現フィルムで 見せる特番の際、なぜか1人だけ中学生時代の写真を1枚しか出さなかった。 過去の遊び仲間にとんでもない人物が含まれているからだと言われています」
ちなみにネットの噂では、飯島が殺人事件に関わったとは言われていない。犯人グループとの交際疑惑だ。 しかし、飯島は「私は、殺人事件に関わった事実はあり ません」(原文ママ)と、事件への関与だけを否定してい た。もし高須氏の推理が正しければ、横領で失った1 億円は実は、この件の“口止め料”だった可能性も浮上 してくる。事務所側からすれば、売れっ子を手放して でも消したいスキャンダルだろう。
「コンクリ事件の主犯だったAは既に出所したとの情 報もあり、引退の時期と重なったのも奇妙な一致。 ゆ すっているのがこのAの関係者という憶測もあります。
引退と怪死の仄暗い背景
ただ、一方でまったく別の引退理由も浮上してはい た。「病気で体が痛むのはどうやら事実らしいが、その痛 みを和らげるために、あるモノを服用。彼女は半ば中 毒症状まで引き起こしていたっていう噂があるんだ」 芸能関係者から飛び込んできた衝撃の情報。 この情報を追ってみると、どうやら飯島が近年、頻繁に「ジャマイカ」に通っていたということが発端のようだ。 「彼女は慎重な性格だから日本に持ち帰ることはせず、 現地で使用していただけだったらしいけど、ここのと ころ禁断症状が出始めたっていう噂だ。実際、彼女が 番組収録時に感情が極端に左右する奇行があったとい う証言もあるし」もともと飯島は大のニューヨーク好きでAV業界か らタレントへ転身した当初は、将来のニューヨーク移住 を公言していた。しかし、その矛先が後にジャマイカへと変化。飯島本人もカリブの楽園に通っていたこ とを各所で明かしている。
実は彼女がはるか昔の9年に書いた著書「どうせバカ だと思ってんでしょ?』(徳間書店)にもあるモノ”につ いて言及した箇所があり、気になるところではある。
ただ、こうした悪い噂が実はすべて事務所サイドから 流されたネガティブ・キャンペーン”だったという見 方もある。
「飯島は著書の印税をほとんど事務所に抜かれたとも 公言、これまでの不満を暴露本に書くと言っていたん です。これに怒った事務所が解雇同然に対処したとも 思えます。ただ、飯島の過去の著書には内容が嘘だら けだと反論する人も多く、彼女の言い分が鵜呑みにさ れるかは疑問ですが……」(芸能ライター)
人気タレントの突然の引退 そこには確かに複雑な 事情が絡んでいたことだけは確かなようである。
だが 引退から1年も経たずして、彼女は疑惑の死 を遂げてしまった。引退にまつわる仄暗い背景は、彼 女の死にも少なからず影響していたのだろうか.....